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サラの日記731(雨の匂いと桜の香り。)

銀菓神暦2017年4月6日

明日、新学期が始まります。
これまでとは立ち位置の違う新学期です。
着ていくスーツ、鞄の中身を何度も確認しました。
泣きはらした顔になっていないかも気になって、何度も鏡を見ました。
大丈夫。もう泣きません。
私を先生だと慕ってきてくれる学生たちのために。
私を信じて火星勤務に出ることを決めたルセット先生の、ミシェルのために。

外は小雨。
でも、久しぶりに外の空気が吸いたくなって、商店街の桜並木を散歩してみました。
五分咲き。
雨の匂いと桜の香り。
今の私の心の中と同じ。

すぐ近くに、ミシェルの波動を感じました。
まさかと思いながらも交信を試みてみました。
<ミシェル? ミシェルなの?>
でも、当たり前のことだけど、返事はありません。
だけど、波動はさっきまでよりも強くなりました。
ついでに、さっきまで落ち着いていた つわりもひどくなってきました。

<分かったわ。これはキズナね。ミシェルにそっくり……>

雨に散る桜の花びらに入り交じって、雪の花が舞いました。
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