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サラの日記700(野次(やじ)の一つでも入れてもらえたなら)

銀菓神暦2017年3月6日

学部での模擬授業が始まりました。
新しく作ってもらったばかりのスーツを着て、学部の事務所に向かいます。
師弟としては何度も話したことのあるモンテ学長が、ちょっぴり遠い人に見えました。
ちらほらと姿の見える学部生の皆さんは、私に気付くと会釈をしてくださいます。
廊下ひとつ歩くにも、学生さんからの視線が気になって、どんな顔をして歩けばいいのか分かりません。

手の空いている先生方を相手に模擬授業を進めます。
学生さん相手だった教育実習とは勝手が全く違います。
息をうまく吐ききれなくて、ひと言話すたびにこっそり吐きます。
先生方は身動き一つなく、私語の一つもなく、真剣にこちらを見てくださっています。
野次(やじ)の一つでも入れてもらえたならどれだけ楽だろうと思いながら、最初の一日が終了しました。
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