サラの日記632(傍受の気配がする……)

銀菓神暦2016年12月28日

<サラはびっくりしないんだね>
<ミシェルがそう仕向けてくれるから>
<サラが、そう仕向けさせてくれるから。あ、待って……>
<何?>
<傍受の気配がする……>
ルセット先生はそう言うと、ぴたりと交信をやめられました。

そのあと、なんでもない風を装って、二人で、自室の鳥居と屋上の鳥居の大掃除をして、新しいしめ縄をつけました。
「新しい年が来るね……」
ルセット先生は、きれいになった屋上の鳥居を見上げながら、ぽつりとそう言われました。