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サラの日記630(サラのことも、城のことも……)

銀菓神暦2016年12月26日

城の自室に一緒に居るのに、ルセット先生は、意識体の交信で話し掛けて来られました。
<火星なんだ>
<……赴任先?>
<うん。そうだよ>
<……でも、時々は帰って来られるんでしょう?>
その問いかけに、ルセット先生は、今度は交信ではなく、黙って首を横に振られました。
しばらく沈黙が続いて、ルセット先生が交信を再開されました。
<最低でも一年。仕事の進み具合によっては二、三年。……花綵(はなづな)アグルムの王太子が不在と知れることで不都合があってはならないから、シュウくんに力を借りることにした。城の関係者でも銀菓神使でもなくて、サラのことを任せられるのは彼しかいない。もしも、万が一、今度の仕事が誰かの企み(たくらみ)で、僕がここに帰れなくなるようなことがあっても、……シュウくんになら安心して全てを託せる。サラのことも、城のことも……>
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