サラの日記599(ルセット先生は、王とお二人だけで長い時間お話しされていました。)

銀菓神暦2016年11月25日

ルセット先生は、王とお二人だけで長い時間お話しされていました。
何を話されていたのかは分かりません。
でも、最近ではほとんどのお話しをご一緒させていただいていたので、今日のは余程の極秘事項なんだろうなという察しはつきます。

お話が終わって部屋に戻って来られたルセット先生は、さっきまで泣いていらしたような目をされていました。
「ミシェル、何かあった?」
「なんでもないよ」
なんでもないはずはないのに、ルセット先生はそう言って、いつものように穏やかに笑ってくださいました。
それから、こう付け加えられました。
「王太子の仕事と、銀菓神使の仕事と、サラのパートナーをやってるだけだよ」