サラの日記580(この間の私、そういう気分だったのよ)

銀菓神暦2016年11月6日

今日も城にはルセット先生の姿はありません。
でも、気にしないことにしました。
気にせず、私は秘儀の練習です。
闇の波動に乗って、闇の波動を断ち切る。
思ったタイミングでできるようになるまで、その練習を何度も繰り返しました。

ドアの向こうにルセット先生とウィルさんの話し声。
透明化の状態で待ち伏せしてみました。
部屋に入って私の姿を捜しているルセット先生。
私の気配に気付かれたのか、ウィルさんに部屋の外へ出るよう話されているのが聞こえました。

「いいよ、サラ。居るんだろ?」
そんなルセット先生の背後に、透明化のまま近付きました。
「ね。気持ち悪いから出てきてよ」
ルセット先生は見えない私に言われます。
私は姿を現しながら言います。
「でしょ? 気持ち悪いでしょ? この間の私、そういう気分だったのよ」