スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サラの日記577(極秘の護衛官)

銀菓神暦2016年11月3日

「もう一度、正式に申し込んできた」
「……カリンさん?」
すると、ルセット先生はゆっくりとうなずいて、こう言われました。
「カリンは戸惑っていたけど、僕らにはカリンの力が必要だから、カリンにもう一度、アウトサイド・パートナーを申し込んできた」
「受けて……もらえたの?」
その質問に、ルセット先生は首を横に振られました。
「断られたよ。だから、銀菓神使としてではなく、花綵(はなづな)アグルムの王太子としてお願いしてきた」
「で、どうだったの?」
「アウトサイド・パートナーというのではなく、僕らの護衛役としてなら、受けてくれると……。カリンを、僕とサラ専属の、極秘護衛官として迎えることにした」
「じゃあ、カリンさんもここで暮らすの?」
「ううん。今まで通りあの島で。極秘の護衛官だからね」
「どうして? どうして急にカリンさんを?」
「サラを守るためにできる限りのことは、今、しておきたいから」
「ミシェル、次の派遣先……」
私がルセット先生に訊こうとしたその言葉を、ルセット先生はさえぎるようにしてこう言われました。
「次の派遣先は関係ないんだ。今できることを、今しておきたいだけだよ」
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。