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サラの日記568(「ちゃんと教えておく。サラができるようになるまで」)

銀菓神暦2016年10月25日

ルセット先生が、いつになく真面目な表情で言われました。
「ちゃんと教えておく。サラができるようになるまで」
ルセット先生が私に教えると言ってくださっているのは、手刀で描いた鳥居から闇の西瀬忍を取り出して、闇の西瀬忍が奏でる音色をきっかけに透明化する技のことだと、すぐに分かりました。
でも、どうして急にそう思うようになったのか、少し不安を感じて、返事をできずにいました。
「僕は花綵(はなづな)アグルムの王太子で、次期王。サラはいずれ王太子妃になって、次期王妃になる人。でも、僕たちは二人とも銀菓神使で、二人がずっと一緒に居られる保証は無い。だから教えておく。今の僕が今のサラに教えておけるものは、全部教えておく」
ルセット先生はまだ何か言いたそうでしたが、急に意識体の一部にロックを掛けられました。私も、無理にルセット先生の意識体を読もうとはしませんでした。

ルセット先生の顔に、いつもの穏やかな笑みが戻りました。
「さ、始めよう」
「はい」
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