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サラの日記557(ルセット先生の瞳は一瞬大きく開いて、)

銀菓神暦2016年10月14日

明後日は、銀菓神社での奉納演奏です。
空き時間を利用して、地下製菓室で、ルセット先生、ジャックさんと一緒に練習をしました。

思い切ってルセット先生に言ってみました。
「あのね……。訊いてみるだけなんだけど……」
「うん、何?」
「カリンさんは、一緒には出られないの?」
ルセット先生の瞳は一瞬大きく開いて、すぐにいつもの穏やかな瞳に戻りました。
「彼女は銀菓神使じゃないからね。一緒には出られないよ。でも、どうして?」
「時々遠くで聞こえるカリンさんの音色、私、好きだから」
そう言ってルセット先生の顔を見上げて、ルセット先生が何か言ってくださるのを待ちます。
「……奉納演奏ではない時に」
ルセット先生はつぶやくようにそう言って、すぐに練習に戻られました。

「何、何? なんの話?」
ジャックさんが私たちを覗き込みます。
「ううん。なんでもないの。ね、ここんとこ、私のタイミングで合ってる?」
私は話をそらしました。
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