サラの日記542(「ほう。では、嫌われ役でも頑張れますか?」)

銀菓神暦2016年9月29日

学部での教育実習は明日が最終日です。
お世話になった学部生のみなさんに、何か気の利いたことはできないかな……って考えながら過ごす一日でした。

そう言えば、タツキちゃんも称号試験に合格したそうです。
銀菓神使ミロワールの誕生です。
まだ夏の名残りはあるけれど、時々顔を見せる秋の気配に、私たちの独り立ちの時が少しずつ近付いていることを感じます。

私の一番弟子、ナナちゃんは、今日もメランジェ研究室にやって来ました。
メランジェ先生はナナちゃんにこんなことを言われました。
「さて、アロゼの一番弟子にはどんな銀菓神使を目指してもらいましょうか」
ナナちゃんは元気よく答えます。
「アロゼ先生みたいにかっこいい特殊着装ができれば、どんなのでも頑張ります!」
「ほう。では、嫌われ役でも頑張れますか?」
メランジェ先生は少し意地悪な感じで訊かれました。
「嫌われ役ですかぁ……? もちろんです!」
ナナちゃんはほんの少し困惑したあと、元気よく答えました。