スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サラの日記485(久しぶりに四次元時空間の花綵(はなづな)アグルム地方を訪れました。)

銀菓神暦2016年8月3日

久しぶりに四次元時空間の花綵(はなづな)アグルム地方を訪れました。
タツキちゃんと一緒です。

久しぶりなので、四次元時空間の重さに耐えられるかどうか不安でしたが、心配していたほどの疲労は感じません。
二年生なんだな……ってことを実感できました。

四次元時空間施設の植物園の裏で、タツキちゃんが何かを拾いました。三センチほどに切られた枝が、小さな山を作っています。
「ねえサラちゃん。これ、……笛?」
タツキちゃんは拾った枝に息を吹き込みます。
ひゅーっという弱々しい音が通り過ぎて行きます。
私も、枝の切れ端の山の中の一つをつまんで、息を吹き込んでみました。
やっぱり、ひゅーっという弱々しい音がします。
「うん、そうね。笛みたいだけど、失敗作ね」
私はタツキちゃんにそう答える一方で、あることを思い出していました。
ケンジさんが、卒業制作に使うと言って、ここの枝を集めていたこと。
――これ、ケンジさんの失敗作かなぁ……――

何も知らない人にはただの木くず。
でも私には、ちょっとしたお宝。
上着のポケットに、一つ忍ばせました。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。