サラの日記478(白黒コンビ)

銀菓神暦2016年7月27日

タツキちゃんは黒の水(すい)の鳥居を使うのがとっても上手です。
私が得意なのは白の金(ごん)だから、ルセット先生は、「二人が組んだら白黒コンビだね」なんて笑っていらっしゃいます。
「えーっ。女子なのに、もうちょっと華やかさが欲しいな……」
私がそう言うと、ルセット先生は赤の火(か)の鳥居を出されました。
「じゃ、僕も仲間に入ろうかなぁ。華やかになるだろ?」
タツキちゃんが楽しそうに声を立てて笑います。

ルセット先生が、いつもとは、いえ、これまでとは少し違って見えました。
この、何にでも馴染んでいくことができそうな柔軟さを、いつの間に身に付けたんだろう……。

あ、私とタツキちゃんだけではなく、実はルセット先生も苦手だった青の木(もく)。
三人で、あーでもない、こーでもないと、あれこれ考えを出し合いながら練習しました。
「上手(じょうず)下手(へた)や得意不得意は、才能じゃなくて慣れだよ、慣れ」
ルセット先生が、自分も苦手だということを置いておいて、笑いをこらえながら教えてくださいました。