サラの日記452(もう! いじけないでよ! ミシェルのばか!)

銀菓神暦2016年7月1日

ツグミさんのことをルセット先生に相談しました。

「ツグミさんに、協力をお願いしようと思うの」
「ツグミさんに?」
「ツグミさんのセパレの力で、光と闇を分けられるんじゃないかと思うの。彼女の力はとても強いわ」
「……セパレか……。いや、だめだ。不確かなことに研究生を巻き込むわけにはいかない」
「不確かかどうか、確かめられない? 適当な理由をつけて」
「だめだよ。仮称号もまだの教え子に、そんなことできない」
<私は仮称号もまだの時に巻き込まれたわ。ミシェルに>
<あれは特別だよ>
<じゃあ、これも特別よ>
<どうして口で会話しない?>
<ミシェルが屁理屈をこねてるからよ>
<屁理屈なんかじゃない。仮にも僕は教官だ>
<教官、教官って……。都合のいい時だけ教官ぶらないでよ>
<……ああ、そうだよ。都合のいい時に教官の立場を使って、都合のいい時に王太子の立場を使って、それが僕のやり方なんだ! それでいいだろ!>
<もう! いじけないでよ! ミシェルのばか! 私、一生懸命なのに! ミシェルを助けたくて一生懸命なのに!>

ルセット先生は黙って部屋を出て行かれました。