サラの日記447(銀菓神使の力は、自分の利益のためには使えない)

銀菓神暦2016年6月26日

研究室はお休み。
銀菓宝果の飲み物、闇寄りバージョンを、ルセット先生に飲んでもらいました。

グラス半分ほどを飲んだルセット先生は、顔にぎゅーっと力を入れて、「んーっ、酸っぱい!」と感想をくださいました。
「やっぱり……」
がっかりしている私。
「大丈夫だよ。まずくない」
「処方箋は苦手なの。これ、おいしく直せない?」
「学部生の時に習ったこと、覚えてる?」
ルセット先生は闇寄りバージョンの続きを飲みながら言われました。
「学部生の時に?」
「うん。銀菓神使の力は、自分の利益のためには使えない」

はっとしました。基本中の基本を忘れてしまっていました。
ルセット先生はグラスの続きを飲み干し、にっこりしてこう言われました。
「ありがとう、サラ。うまくはないけど、いつものよりは楽だよ」