サラの日記349(船の姿が見えなくなっても手を振り続けていらっしゃいました。)

銀菓神暦2016年3月20日

ルセット先生に連れられて、港に行ってきました。
来年度から地球外に派遣が決まった方の見送りです。
鳥居を使ってしまえば一瞬で移動できるのだけど、
大学院を修了したばかりの新人を送り出す時には、儀式的な意味合いもあって、この港が使われます。

水面に、光の鳥居がゆっくりと浮かび上がり、
その下を、新人を乗せた船がくぐります。
ご家族らしき方たちがいらして、船の姿が見えなくなっても手を振り続けていらっしゃいました。

案内係として、グラセさんも同乗していらっしゃいました。
手を振るタツキちゃんの目に涙が浮かんでいます。
タツキちゃんは私が見ているのに気が付いて、こんなことを言いました。
「会おうと思えばすぐ会えるんだけどね、やっぱり遠いなぁって思うこともあるの。何かあっても、波動の異変では気付けない遠さって言うか……」