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サラの日記335(「探り? 誰が? 何を?」)

銀菓神暦2016年3月6日

ルセット先生が誰かと交信しているようです。
相手は私じゃないのは確かだから、……カリンさん?

交信を終えたルセット先生は、私と目を合わせると、こう言われました。
「カリンのところに探りが入ったらしいよ」
「探り? 誰が? 何を?」
「おそらくケンジだ。従者と思われる何人かが僕の身辺を探ってるらしい」
「どうするの?」
昨日、ジャックさんがケンジさんを疑うようなことばかり言っていたから、悪いことばかりを想像してしまって、少しそわそわしました。
でも、ルセット先生はいつものように落ち着いていらっしゃいました。
「どうもしないよ。陰であっても、ケンジはプラクミーヌの王子なんだ。当たり前のことだよ」
「カリンさんは大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。カリンは、ああ見えて肝が据わってる」
ルセット先生は にっこりされました。
「そうね」
私も にっこり返しました。

「ねえ。カリンさんから返事はもらえた?」
「ん? アウトサイド・パートナーの?」
「うん」
「まだだよ。多分……、返事をもらえるまでに、あと1年は掛かるかな……」
「どうして?」
「んー。なんとなく。なんとなく そんな気がするんだ。……カリンはそういう人なんだよ」
カリンさんのことを思い浮かべてでもいるかのような表情のルセット先生に、ちょっぴり焼き餅を焼きました。
そんな私を見て、ちょっと嬉しそうにしているルセット先生を見て、もうちょっと焼き餅を焼きました。
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