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サラの日記330(「サラ。あれを お茶に振りかけてくれないかなぁ。シロップの代わりに」)

銀菓神暦2016年3月1日

昨夜から雪が降っています。
真冬の吹雪とは少し違った、ぽわぽわした優しい雪です。

ルセット先生の研究室は、久しぶりに賑やかです。
マヤちゃんとルシアちゃんがやって来ました。

マヤちゃんが、瓶に詰めてある陳皮を指差しながら言います。
「ルセット先生? これでお茶いれてもいいですか?」
「どうぞ。あ、みんなの分もお願いしますね」
ルセット先生はマヤちゃんにそう言われたあと、ぽわぽわと降り続ける雪を指差しながら、私の耳元でささやかれました。
「サラ。あれを お茶に振りかけてくれないかなぁ。シロップの代わりに」
「うん、分かった」

マヤちゃんがいれてくれた熱々の陳皮茶の上に、アロゼの力で雪のシロップを振りかけました。
きらきらっと陳皮茶に溶け込んで、砂糖やデンプン系の甘味料とは違った、雰囲気だけの甘さが広がります。

雪のシロップを楽しめるのは、5次元時空間に生きる私たちだけの特権です。
4次元時空間の雪には不純物が多過ぎるから。

ルシアちゃんが言ってくれました。
「サラちゃんの雪のシロップ、心が甘くなるねぇ。私、こういうの好きだなぁ」
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