サラの日記323(「んー……。ちょっと違う。でも、一緒に居るのは嫌じゃない」)

銀菓神暦2016年2月23日

久しぶりにメランジェ研究室でゆっくり過ごしました。
ジャックさんとタツキちゃん、それから、グラセさんが遊びに来られていたので、ルセット先生もメランジェ研究室に来られました。
グラセさんは、銀菓神局からの辞令で、もう1年、月での勤務が決まったそうです。

そう言えば、私の知らない間に、グラセさんとタツキちゃんが仲良くなっていました。
まあ、パートナーなんだから仲が良くて当たり前なんだけど、
以前は形式だけって雰囲気だったのが、今は、気持ちの面もちゃんと繋がっているように見えました。
最近タツキちゃんの姿を見掛けないなと思ったら、時間を見付けてはグラセさんのところに行っていたそうです。

「月、怖くないの?」
「うん。行く時はちょっと怖いけどね。行ってしまえばグラセさんが居るから平気」
タツキちゃんはちょっぴり恥ずかしそうにグラセさんの方に目をやりながら、にっこりしました。
グラセさんはそんなタツキちゃんに笑い返されました。

タツキちゃんは、周りのみんなには聞こえないように、私の耳元で教えてくれました。
「まだ、好きかどうかは分からないの。でも、帰る時が寂しい。ずっと一緒に居られたら寂しくないのにって思うの」
「それって、……好き……とは違うの?」
「んー……。ちょっと違う。でも、一緒に居るのは嫌じゃない」