サラの日記317(早まった保険は要らない。)

銀菓神暦2016年2月17日

ルセット先生が目を覚まされました。ベッドの上でなら身体を起こすことができるようになりました。
今日、ルセット先生が目を覚まされるまでは、
目を覚まされたらすぐに昨日のモンテ先生からのお話を相談しようと思っていました。
でも今は、立ち上がれるようになられたら……なんて思ってしまっています。
思ってしまっていたら、ルセット先生の方が先に話を始められました。
「何か……あるよね? サラの意識体にずっとロックが掛かってるのが気にかかってた。聞いてやる余裕が無かった……」
「……ううん。大丈夫。なんでもない」
そう答えてしまいました。
癒しのアロゼを掛け続けていたことやケンジさんとのことは もういいとして、
モンテ先生からのお話のことを話す良い機会だったのに、言い出せませんでした。
ルセット先生は、私の表情から何かを感じ取ってくださったようです。
「じゃあ、サラの準備ができたら話してね」
そう言ってくださいました。

今日のルセット先生を見ていて思いました。
やっぱり、私にセカンド・パートナーは必要ありません。
例え その相手がケンジさんだったとしても。
ルセット先生が何かとの闘いのことばかりだったから、寂しかっただけなのかもしれない。
ルセット先生に万が一のことがあっても、その時のことは その時考えればいい。
ルセット先生が無謀で危なっかしい人だってことは、パートナーになる前から知ってた。
知ってて、そういうのもひっくるめて好きになって、パートナーになった。
早まった保険は要らない。
明日、モンテ先生に断りを言いに行くつもりです。