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サラの日記304(余裕が無くて構ってられません)

銀菓神暦2016年2月4日

今日の試験は『銀菓神式祝詞(のりと)』。
受講前は、祝詞を知らない銀菓神使なんてあり得ないって思っていたけど、
勉強してみると、やっぱりそんなに得意じゃなかった。
取り敢えず型だけ丸暗記。
丸暗記したことが頭の中から逃げ出さないうちに試験を受けられたら良かったのだけど、
試験は午後の2時限目。
お昼もゆっくり食べられない。
食べるのを止めて、図書館でケンジさんから頂いたノートとにらめっこ。

そんな時に限って……。

「こんにちは」
と小声であいさつをして、隣りの席に座ってきたのはケンジさん。
「こんにちは。ごめんなさい。余裕が無くて構ってられません」
私がノートにしがみついたままそう言うと、
ケンジさんは音になるかならないかぐらいの小さな笑い声を立てられました。それから、
「試験は何時限目なんですか?」
と尋ねられましたが、なんだか気が立ってきて、
「午後の2時限目です。ん、もう話し掛けないで!」
と無愛想に返してしまいました。
ケンジさんはすっと席を立ってどこかへ行ってしまわれましたが、
行ってしまわれたあとで気付きました。
あの、ほんの短い時間の間に、再生の術を掛けてくださってた。
掛けられていた私自身も気付かないうちに。
思い違いかとも思ったけど、再生の術を掛けてもらった時の感覚を確かに感じる。

あんな無愛想にしてしまって、ケンジさんにひと言お礼を言わなきゃと思って、
試験のあと、思い付く限りの場所を捜してみたけれど、どこにも見当たりませんでした。
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