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サラの日記303(「自分で勉強できるようになったんだね、サラ」)

銀菓神暦2016年2月3日

午前中に『銀菓薬膳』の試験がありました。
ケンジさんにいただいたノートを最大限に活用させていただきました。
私の専門分野でもない、ジャックさんの専門分野でもない、出どころ不明な解答を見て、
ルセット先生はケンジさんの存在に気付いてしまわれるかもしれません。
でも私、薬草とか薬膳とかの分野は本当にどうしようもなく苦手なんだから仕方ない……。

もしもケンジさんのことがルセット先生に ばれたら、
ルセット先生にその経緯(いきさつ)を話すことができる。
そうすれば私も、ルセット先生が何と闘っているのかを聞くことができるのに……。
今日の試験の解答で、ケンジさんの存在に気付いて欲しい。

でも、癒しのアロゼを掛け続けるということを通して、いつもルセット先生のそばに居たいから、
ケンジさんのことには気付かないでいて欲しい。
ルセット先生は、私に見せないようにして何かと闘っているんだから、
私が癒しのアロゼを掛け続けていることを知ったら、きっと「やめろ」と言われる。

夕食の時、ルセット先生が ぽつりと言われました。
「自分で勉強できるようになったんだね、サラ」
何かに気付いたとも、気付いていないとも取れる言葉。
その瞬間、なぜだか決心が固まりました。本能的な感覚でした。
――ケンジさんのことは、隠せるだけ隠し通そう――
そして、ルセット先生に向かって出た言葉は、
「うん。図書館に通って色々頑張ってるの」
「そっか……」
そう言われたルセット先生の瞳の奥が少し淋しそうに見えたのは、
今の私の心境のせい?
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