サラの日記276(「だって! だって! 楽しみにしてたのにー!」)

銀菓神暦2016年1月7日

大学院の授業再開です。
でも、朝からタツキちゃんの様子がおかしいんです。
とっても ぷんぷん している感じ。

「何かあった?」
タツキちゃんの顔を そーっと覗き込みながら聞いてみると、タツキちゃんは、
「だって! だって! 楽しみにしてたのにー!」
と大きな声を出したあと、急に しゅんとして机に伏せてしまいました。
後ろに居たジャックさんがタツキちゃんの背中に手を当てると、タツキちゃんは、
「もう! 触らないでよ!」
とジャックさんの手を跳ね除け(はねのけ)ます。

「何があったの?」
私はジャックさんに尋ね(たずね)ました。
すると、ジャックさんが答えるよりも早く、タツキちゃんから答えが返って来ました。
「ジャックさんがほかの子と初詣に行っちゃったんだもん!」
――なるほど。そういうことか……――

だけど、お昼休みの植物館で、特設神社に仲良くお参りしている2人を目撃。
2人を遠目に見ながら
――よしよし……――
なんて思っていると、ルセット先生からメッセージが届きました。

<サラ? 甘酒が炊けたんだ。飲みにおいで>
甘酒は好きじゃないんだけど、ルセット先生に会いたいから飲みに行く!