サラの日記240(本当のカリンさんは泣いてる。 ルセット先生は気付いていない。 鈍感。)

銀菓神暦2015年12月2日

ずっと考えています。
昨日のルセット先生の話。
カリンさんのことは嫌いじゃない。そばに居てくれたら心強い。
でも……、
ルセット先生を取られてしまいそうで心細い。
今のままじゃだめなのかな……。
今のままだと、ルセット先生は揺れてしまうの?
『僕が迷わないために』って、そういうことだよね。
私はどうすればいい?
ルセット先生のために受け入れる?
カリンさんのために受け入れる?

私は……、
私が迷わないために受け入れる。

でも、カリンさんはどう思っている?

放課後の地下製菓室で、西瀬忍を吹いてみました。

泣いてる……。
なんでもない顔をして、
穏やかな微笑みを浮かべて……。
でも、強がりと言う名の鎧(よろい)を身にまとって、
本当のカリンさんは泣いてる。

ルセット先生は気付いていない。
鈍感。

ルセット先生を地下製菓室に呼び出して、カリンさんの笛の波動を聞いてもらいました。

「……分かった。カリンを待とう」
「うん」