サラの日記229(ルセット先生は朝早くに銀菓神社に向かわれました。)

銀菓神暦2015年11月21日

ルセット先生は朝早くに銀菓神社に向かわれました。
今日から1週間、ルセット先生の講義は休講です。
でも、毎日講義があるわけじゃないから、いつもとそんなに変らないかな……。

ジャックさんがずっと一緒に居てくれました。
そんな大げさにされても……って思ったりもしたけど、
でも、ありがとう。

「夕食、俺ん部屋においでよ。マリーとウィルも一緒だから」
ジャックさんが誘ってくれました。
「うん」

みんなで食事をしていたら、ルセット先生からメッセージが届きました。
<サラ? 今日は大丈夫だった?>
<うん。ジャックさんが大げさなぐらいに完全ガードしてくれてる。今もみんなで一緒に夕食を食べてるところ。ミシェルは?>
<取り敢えず今日は無事に終わりそうだよ。参拝に来る人も少なくて暇だし……>
<ミシェル、……寂しい?>
<寂しくないよ。サラの意識の半分は僕の中にある>
<うん>

メッセージのやり取りのあと、ジャックさんが
「兄貴と交信してた?」
って聞いてきました。
「え?」
ってジャックさんの方を見たら、
「全部顔に出てる」
って言いながら、銀のトレーを私の目の前に持ってきました。
にやにや と ほっこりを足して割った感じの私が映ってた。
恥ずかしい……。
私はトレーをジャックさんに押し返しました。