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サラの日記228(不安と緊張で冷たくなっていた唇が、ルセット先生の唇で温められました。)

銀菓神暦2015年11月20日

夕方、花綵(はなづな)アグルム城に帰ったルセット先生は、明日からの留守神の仕事に持って行く荷物の準備をしながら話されました。
「留守神の仕事中はさ、いつでも交信できるから。参拝者の話を聞いていない時なら」
「うん」
「あ、拝殿に居る時には繋がりにくいかもしれない。あそこはちょっと特殊な区域なんだ」
「うん」
「困ったことがあったらウィルかマリーに」
「うん」
「人を介すのがわずらわしければ、王や王妃に直接話しても構わないし……」
「うん」
「サラ?」
「うん。……え?」
いつの間にかルセット先生の顔が目の前にありました。
それから、不安と緊張で冷たくなっていた唇が、ルセット先生の唇で温められました。

「大丈夫だよ。僕の半分はここに。いつも一緒に居る」
ルセット先生は私の胸をそっと押えられました。
「うん」
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