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サラの日記185(目が覚めたら、知らない部屋で眠っていました。)

銀菓神暦2015年10月8日

目が覚めたら、知らない部屋で眠っていました。

「良かった、サラさん。目が覚めましたね」
ウィルさんの声が聞こえました。
「今、先生を呼んで来ますね」
ウィルさんが部屋から出て行かれるのが見えました。

眠っていたのは病院のベッドでした。
太腿の傷からの細菌感染で高熱が出て、意識がはっきりしない状態になっていたみたいです。

打っていただいた抗生剤が効いているのか、眠る前より身体が軽いです。
でも、まだ動いてはいけないと言われました。
ジャックさんとグラセさんを回復させることや、ルセット先生が居なくなってしまったことで頭がいっぱいで、自分の異常には気付いていませんでした。

ジャックさんがお見舞いに来てくれました。
「サラちゃんの傷、俺がやっちゃった?」
「ううん。自分でやったの。気付け刺し(きつけざし)」
「気付け刺し?」

それからジャックさんに、
あの日、ジャックさんとグラセさんが倒れたあとのことを話しました。

「こんなになるようなことさせて ごめんね。ありがとう」
そう言いながら髪を撫でてくれるジャックさんの仕草の中に、ルセット先生の面影を探していました。

今日もルセット先生は居ません。
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