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サラの日記183(昨夜、ルセット先生は帰って来られませんでした。)

銀菓神暦2015年10月6日

昨夜、ルセット先生は帰って来られませんでした。
私は始末書の文面を考えながら、そのまま机に伏せて眠ってしまっていました。

目が覚めると実家の工房の仕事に出掛けるのにちょうどいい時間だったので、いつものように身支度を整えましたが、身支度の間立っているだけでも太腿の傷の痛みが辛くて、しばらくお休みすることにしました。

<ミシェル? 大丈夫? ちゃんと食べてる? ちゃんと眠ってる? どこに居るの?>
昨日と同じように、ルセット先生の意識体はブロックされていて、何も感じることはできませんでした。
それから鳥居のスクリーンにも、ルセット先生の姿は見付かりませんでした。

昨日はベッドを降りることができなかったジャックさんでしたが、今日はバルコニーのミニハーブ園をゆっくり歩けるようになっていました。
ジャックさんに肩を貸していたら、
「サラちゃん、熱あるんじゃない?」
って言われました。
「え? 私、熱い?」
「うん」
ジャックさんは観察するかのように、私の顔をまじまじと覗き込んでいました。
「ジャックさんが重いから熱くなっちゃったのかな?」
熱があるような自覚はありませんでした。

自分の部屋に戻って、太腿の傷の手当てをしました。
ジャックさんを支えるのに思いっきり力を入れて立っていたからか、閉じかけていた傷口が、また少し開いてしまっていました。
自分で『癒しのアロゼ』を掛けてみましたが、必死だったあの時のように うまくは掛けられませんでした。

多分、今夜もルセット先生は帰って来られません。
鳥居のスクリーンにはゾエさんの姿も見付からない。
一緒に居るの?

<信じてる。信じてるから大丈夫だけど、元気でいるのかどうかだけは知らせて欲しい>
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