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サラの日記177(ジャックさんは、銀菓宝果の飲み物では応急処置にしかならないほどに衰弱していました。)

銀菓神暦2015年9月30日

ジャックさんは、銀菓宝果の飲み物では応急処置にしかならないほどに衰弱していました。
ルセット先生と私は、ジャックさんのことをウィルさんとマリーさんにお願いして大学院に出掛けたのですが……。
夕方帰宅すると、ジャックさんが居なくなっていました。
お昼過ぎにお茶をした時には、ちゃんと部屋に居たらしいのですが……。

ルセット先生は屋上の鳥居に手をかざして、ジャックさんを捜されました。

ジャックさんは元のルセット先生の家のベッドで眠っていました。
「どうして?」
ルセット先生は そう言いながら銀菓神使スーツを着装すると、鳥居の中に入って行かれました。

ルセット先生に抱えられて帰って来たジャックさんは、気付け酒で目を覚ましました。
「森に入って、グラセに勝てる技を探りながら練習していたら、力を使い過ぎちまったみたいで、立てなくなったんだ。そのまま休んでたら、ゾエちゃんが……、そう、偶然ゾエちゃんが通り掛かって、……気が付いたら……ここ」
「……そうか。力が戻るまで練習は控えろ。あまり周りを心配させるな」
ルセット先生は静かにそう言うと、私の手を引いて自分の部屋に戻られました。

「サラ。……ジャックには、わずかだが、ゾエが銀菓神使の力とよく似た力を施した(ほどこした)痕跡(こんせき)が残ってる」
「ゾエさんは力を使える人なの?」
「……多分ゾエは、自分では気付いていない。一般レベルよりも少し強いだけの力だ。だけど……銀菓神使の力によく似てる」

ルセット先生が何を考えていらっしゃるのかは、だいたい想像できました。
だけど、敢えて口にはしませんでした。
多分、ルセット先生も同じだと……。
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