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サラの日記171(どうなるのかは、 グラセさんが、タツキちゃんの迷いが消えるほどに頑張れるかどうか……に掛かってくるのかな。)

銀菓神暦2015年9月24日

お昼休み、ルセット先生に研究室に呼ばれました。
行ってみるとグラセさんもいらっしゃいました。
通常の課程だと、大学院1年次の後期が終わる頃に銀菓神使の仮称号試験を受けるのですが、
もしも専門分野を変更するのなら、この時期が最後のチャンスなので、
パートナーの見極めに来られているのだそうです。
グラセさんは既に「銀菓神使グラセ」の称号を取っていらっしゃるので、
そのパートナーのミロワール候補のタツキちゃんが、このまま「銀菓神使ミロワール」の称号を目指しても大丈夫かどうかの見極めです。
一度パートナーの契りを結べば簡単には解消できないので、
私からタツキちゃんのことを聞いたルセット先生は、そのことを放っておくわけにいかなくて、グラセさんに話したそうです。

「パートナーを決めた女の子の体験談を聞きたいんだ」
グラセさんが私に聞いてこられました。
「サラちゃんは迷わなかった?」
「あの……。今知ったんです。一度パートナーの契りを結んだら簡単には解消できないってこと。だから、迷うってことを思い付かなかったっていうか、まんまとルセット先生の作戦に引っ掛かったっていうか……。あ、でも、ルセット先生は最終確認で やめてもいいって選択肢もくださったんですけど、でも、あの、解消できないって知っていても……」
「知っていても、どうだった?」
グラセさんの瞳は、一生懸命な光を放っていました。
「知っていても、……もう、……あの、……好きだったから」
もう、何を言っているんだか、恥ずかしいなぁって思いながら答えたら、一生懸命だったグラセさんの瞳がみるみる細くなって、大きく吹き出されました。
「ありがとう、サラちゃん。そうだよね。やっぱりそれが一番か」
グラセさんは私に向かって にっこりされたあと、ルセット先生に向かって、
「良かったな、ミシェル」
と微笑まれました。

グラセさんは、タツキちゃんとは仕事上のパートナーでさえいられればいいと思っていたのだそうです。プライベートな部分はあとでなんとかなると思っていたのだそうです。
だけど、同級生だったルセット先生が、最初から銀菓神使としてもプライベートでも私をパートナーに選んでいたことを知って、考えが変わって、今、ルセット先生のところに話を聞きに来ているとのことでした。

グラセさん、近いうちにタツキちゃんをデートに誘ってみるって言われていました。

実際にグラセさんと会ってみて感じました。
グラセさんとタツキちゃんは空気感がよく似てる。
タツキちゃんの気持ちさえグラセさんに戻ってくれば、2人はお似合いのパートナーだと思う。
グラセさんとタツキちゃんの空気感がぴったりなことを知ってしまった今、
ジャックさんに気持ちの傾いているタツキちゃんには言い辛いけれど、
ジャックさんの空気感はタツキちゃんとは全然違う。
合わせるのは難しいと思う。
どうなるのかは、
グラセさんが、タツキちゃんの迷いが消えるほどに頑張れるかどうか……に掛かってくるのかな。
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