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サラの日記170(取り敢えず<えへっ……>って送り返しておきました。)

銀菓神暦2015年9月23日

お昼休みに なんとなく窓の外を覗いたら、中庭のベンチで、ジャックさんとタツキちゃんが楽しそうにおしゃべりしているのが見えました。
どっちが声を掛けたんだろう……。

この先どうなっていくのか分からないけれど、
今がそうなら、
それはそれでいいのかな……
なんて思いながら、その様子を眺めていました。
パートナーだとか なんだとかっていうのは また別の話として、
気軽におしゃべりできる仲間がいるっていうのは いいこと。
特に、銀菓神使という特殊で孤独な職業には、そういうのがあった方がいいと思う。

それに……、
ジャックさんとタツキちゃんの そんな様子を見ていたら、
パートナーなんていうものは、相手の色んな面を知ってから ゆっくり決めればいいことで、
何も今すぐ慌てて決めなくてもいいんじゃないかって、
そう思えたりもしてきました。

自分の意志で決めてるつもりでも、自分の意志とは関係なく、そうなるべき方向に流されていく。
と、思う。
よく分からないけど、私はそうだった。
あっと言う間に流された。

ルセット先生の研究室の窓から、知らない男の人が顔を出しているのが見えました。
しばらくすると、その人の隣りにルセット先生が並ばれたのが見えました。
2人とも、同じように窓枠に両手で頬杖をついて、中庭をぼんやりと見下ろしていました。
私に気付いたルセット先生が小さく手を挙げてくださいました。
と同時にメッセージも届きました。
<今僕の隣りに居るのがグラセ>
ルセット先生と私の様子に気付いたグラセさんが、私に向かって手を挙げてくださいました。
黒の短髪で……
――あれっ、かっこいい――
と思った次の瞬間、
ルセット先生から、やきもちの塊(かたまり)のような波動が どっと流れ込んできました。
取り敢えず<えへっ……>って送り返しておきました。
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