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サラの日記159(ルセット先生と一緒の時には なんとも思わないのに、1人で居ると、よそのお宅におじゃましているような感覚。)

銀菓神暦2015年9月12日

ルセット先生は普段通りに大学院に出勤されましたが、私は、今日は行っても何もすることがないと分かっていたので、花綵アグルム城に残って、お妃講座の本を読んだり、仮称号の試験勉強をしたりしていました。

昼間に花綵アグルム城の部屋に1人で居るのって、落ち着かないっていうか、心細くなるっていうか……。
ルセット先生と一緒の時には なんとも思わないのに、1人で居ると、よそのお宅におじゃましているような感覚。

アグルムの聖石のペンダントをはずして、ゆっくり眺めてみました。
このペンダントが無ければ、
ルセット先生が居なければ、私はここでは よそ者。

ちょっと淋しくなっていたら、
次の瞬間、真反対のことを思い付いてしまいました。

――私はまだ、完全には ここに しばられていない――

じゃあ、出掛けてみる?
どこに行きたい?
何がしたい?

自問自答してみたけど、
「ここに しばられていない」って思えたことに安心してしまって、
結局、「ここに居よう」と思いました。

ペンダントを着けて、本に戻ろうとしたら、ドアをノックする音が聞こえて、ルセット先生が入って来られました。
「お昼だけ帰って来た」
ルセット先生の、いつもの穏やかな声を聞いたら、もう1度思いました。
――ここに居よう。1人で居ても馴染んでしまうぐらい長く――
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