サラの日記153(本当の浮気はしたことがないから、ただの想像だけど……。)

銀菓神暦2015年9月6日

夏休み最終日。
明日からの準備、大丈夫だったっけ……と思いながらも、いつもと変わらない過ごし方をしてしまいました。
まあ、最初から授業がびっちりあるわけじゃないから大丈夫か……。

栗色の髪の女の子、いつ来るのかな……。
取り敢えず、今日、私が工房に居る間には来なかった。
日の出前の早朝にしか工房に居ないなんて、タイミング合わないよね。
でも、いつもと違う時間に工房に出掛けたら、ルセット先生に あれこれ聞かれるよね、きっと。
向こうから来てくれるのを待つしかないか……。
ルセット先生に隠してるのって、相手は女の子なのに、浮気してる気分。
本当の浮気はしたことがないから、ただの想像だけど……。

ルセット先生には……、
その子に会えたら報告しよう。

本当は……、
本当は、明日から大学院に行かなければならないこと、とっても緊張してる。
1番最初に顔を合わせるの誰だろうとか、
婚約のことには触れて欲しくないとか、
何か聞かれたらどう答えようとか、
そんなことばかり考えてしまう。

そんなことを忘れたくて、
栗色の髪の女の子のことの方を考えようとしてる。

だけど、
私なんかよりも、ルセット先生の方が大変なんだろうな……。
なのに、ルセット先生は、今日もいつもと変わらず穏やかで、一緒に居ると安心する。
私を見付けてくれて ありがとう って思う。