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サラの日記147(ま、言わなきゃ分かんないぐらいの量だと思うから、誰にも言ってない。ルセット先生にも。)

銀菓神暦2015年8月31日

実家の母に、栗色の髪の女の子が来たら、お客様カードへの入会を勧めてもらえるように話しました。
詳しい事情は……ごまかしました。
だって、ジャックさんが……とかって、母には話しづらいもん。
それに、ルセット先生が聞き耳を立てているかもしれないし。

今日炊いたのはプルーンのジャム。
プルーンのジャムは、炊き始める前に、分量の半分の砂糖をプルーンにまぶして2~6時間ほど置いておかないといけないので、下ごしらえは昨夜のうちに済ませておきました。
今朝は、灰汁(あく)を取りながら、ひたすら炊いただけ。
この間のスモモもそうだったけど、プルーンも、ジャムにすると、生の時とは違う、きらきらした赤い宝石みたいになるのが不思議で素敵。

実は、頑張ってコントロールしても、アロゼスペシャルの光の粒を完全には止められなくて、それも少し入ってる。
だから、父や母が炊いていたジャムを気に入ってくださっていて、今もそのつもりで買いに来てくださっているお客様には、心の奥で「ごめんなさい」をしてる。
ジャムの瓶に貼り付けられているラベルの生産者の欄には、もちろん工房の代表者である父の名前が入ってる。父にも「ごめんなさい」。
ま、言わなきゃ分かんないぐらいの量だと思うから、誰にも言ってない。ルセット先生にも。

今日のルセット先生は、クッキーの生地を円に絞って、真ん中に、工房用に残しておいた、この間のスモモジャムをのせて、きらきら光るクッキーを焼いていらっしゃいました。
何度かジャムをじっと覗き込まれたいたけれど、もしかして気付いちゃった?
でも、何も言われてない。

オーブンの方から、
「ソレア?」
っていうルセット先生の声が聞こえた時には、アロゼスペシャルのことを言われるのかと思って、ちょっとびくっとしちゃった。でも、すぐ安心しました。
「これ、食べてみて」
って、スモモジャムクッキーの試食に呼ばれただけだって分かったから。
クッキーの生地がこってりと甘くて、スモモジャムは見た目からの想像よりも酸っぱくて、一緒に食べるとちょうどいいって感じだった。
先日メランジェ先生が話されていた、「違うからこその美しさ」のことが思い出されました。
このクッキーの場合は、「違うからこその美味しさ」……かな。

ほんの少しだけど、秋の気配のする風が入るようになって、工房での作業は灼熱地獄ではなくなってきました。
この季節の変わり目は、ルセット先生と一緒に歩いて行ける。
夏休みに会えなくなっちゃう……なんて、心配していた頃が懐かしい。
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