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サラの日記140(比重と糖度の違いを利用して二層のゼリーを作る)

銀菓神暦2015年8月24日

日の出前の2時間、実家の工房で仕事をしたあと、
花綵アグルム城に戻って、朝食や掃除、洗濯を済ませて、大学に行きました。

今日、メランジェ先生に教えていただいたのは、「違うからこその美しさ」についてでした。
「比重と糖度の違いを利用して二層のゼリーを作る」ということを例に挙げて話してくださいました。
2つのものが、きれいに混ざり切ってしまうことも、もちろん美しいのだけど、
よく似た2つのものが、混ざり切ることなく、自然に、それぞれの役割を果たしながら、1つのものを作り上げている様子もまた美しいのだと。
お菓子のことと言うよりも、ほとんど哲学でした。
でも、銀菓神使として活動していくためには必要な考え方だな……と思いながら聞いていました。

ひと段落つくと、メランジェ先生は、
「新しい生活には慣れられましたか?」と聞いてくださいました。
「はい」と、にっこりして返したら、メランジェ先生も にっこりしてくださいました。

今日はルセット先生のお仕事の方が早く済んだみたいで、ルセット先生がメランジェ先生の研究室まで迎えに来てくださいました。
メランジェ先生は、大葉のお茶を炭酸水で割って甘くしたものと、
表面に大葉を貼り付けて焼いたクッキーを出してくださいました。
最近、やたら大葉のものが多いなぁ……なんて思っていたら、
「ジャックさんが植物館で育てている大葉が茂っていましてね。使わせてもらってるんですよ……」
と、メランジェ先生。
なるほどね……。

そう言えば、私が作った雑草コーナーって、最近見に行ってないなぁ……って思って、帰りに寄ってみました。
ヨモギが育ち過ぎて、木みたいになってる。
その他、色々育っていて、何が何だか分からなくなってしまっていました。
まぁ、夏休みだし、今日は放置。

帰宅後(ん? 帰宅なのかな……。ん、帰宅。今、私の家は、花綵アグルム城。)、
夕食の支度をするまでに少し時間があったので、ルセット先生に誘われて、意識体で元領地に飛びました。
葉っぱなのか、実なのか、見分けが付かないぐらい元気な緑色。ミカン畑は それほど荒れてもなくて、ひと安心しました。
「いつもなら、この青いのを摘果(てっか)して、酢や精油にするんだ。今年は酢も精油も無理かな……」
ルセット先生は肩を落とされていました。
「ねぇ、ミシェル。……意識体じゃなくて、……そのまんま来ちゃだめなのかな。誰も居ないし……」
「今は だめだよ。誰も居なくても、ここはもう、プラクミーヌの領地なんだ。……サラが銀菓神使の仮称号を取ったら、銀菓神局に農園警護の権限の使用許可を申請するから、それまでは絶対に そのまんま来ちゃだめだ」
「はい……」
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