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サラの日記103(そんなことがたくさん書かれていました。)

銀菓神暦2015年7月18日

ジャックさんのノートを覗いてみました。
何のノートだろうってぐらい落書きだらけでした。
でも、よく見てみると……、
講義中の、
先生や友達の服装、髪型、表情、仕草、ちょっとした一言……、
そんなことがたくさん書かれていました。
ジャックさんはそういう人。
私のことも、たくさん書いてあるのが、ちらっと見えました。

ジャックさんが、「俺んで良かったら貸してあげようか?」って、いつもの笑顔で言ってくれたけど、
何が書かれているのか怖くて、借りませんでした。

放課後も、ずっとメランジェ研究室のメンバーと一緒にいました。
ルセット先生には行くとも行かないとも言っていなかったけど、
先生からも何も連絡はありませんでした。

もし……、
もしもこのまま、ルセット先生と離れていったら……、
銀菓神使になることをやめたら……、
私が居た場所には他の誰かが来て、
だんだん、それが当たり前になって、
何となく回っていくのかな……。

夜、ルセット先生からメッセージが届きました。
<サラ……>
<はい>
<淋しい>
<……>
<サラがいなくなってしまいそうな気がして……淋しい>
<……私を……読んだ?>
<読んでないよ。淋しくなったから、淋しいって伝えてる>
<……>
<サラ……>
<……>
<明日、10時に、植物館の鳥居の前で……、待ってる>
<……>
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