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サラの日記93(ルセット先生はルセット先生で、何も変わらない。)

銀菓神暦2015年7月8日

昨日は驚いたけど、
でも、私の心の中は、不思議なほど何も変わっていません。

ルセット先生がどういう家の生まれで、どういう生い立ちであったにしても、どういう立場に立っているとしても、
ルセット先生はルセット先生で、何も変わらない。

ルセット先生が何か悩んでいらっしゃるのだとしたら、そのことは とても心配だけど。

何も変わらない。

だから、いつものように放課後の地下製菓室に行きました。

いつものように、ソースやゲートの練習をして、
いつものように、何でもない話をたくさんして、
何でもないことで たくさん笑って……。

だけど、部屋を出ようとした時、いつもとは違うルセット先生を感じました。
ルセット先生の心が、色んな感情の中で震えている……。
何かと闘っている。何かに怯えている。

「サラ……。やって欲しいことがある」
「何?」
「今年中にアロゼの称号を取って欲しい」
「え?」
「サラを守りたい」
「どういうこと? 何があったの? ルセット先生は、今何をしてるの?」
「これを……」
ルセット先生は『銀菓神伝説』の文庫本を差し出されました。
「これを読めば分かるの?」
ルセット先生は目を伏せ、うなずかれました。
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