サラの日記55(そうありたい時も、そうではない時も、)

銀菓神暦2015年5月31日

研究室お休み。

お休みの日は無くてもいいのになぁ。
ルセット先生に会えないのはつまらない。
早く明日にならないかなぁ。

去年までは出掛けなくていいお休みの日が大好きだったけど、
でも今は、年中無休で通学したい気分。

もちろん年中無休で通学しても毎日ルセット先生に会えるわけじゃないけど、
お休みの日が会える可能性0%で、学校のある日が1%以上なら、
毎日1%以上の所に居たい。

先生方はお仕事なわけだから、年中無休なんてあり得ないんだろうな……。
仕事と趣味が同じってパターンならあり得る?
毎日お菓子を作っていたいとか?
毎日畑の手入れをしていたいとか?
毎日研究室に居たいとか?

でも……、
研究室でのお仕事はなくても、
毎日 銀菓神使なんだよね。
いつか私もそうなる。
毎日、ルセット先生と同じ銀菓神使。
そうありたい時も、そうではない時も、
毎日……。
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サラの日記54(かわいいトレーニングウエアが欲しいな。)

銀菓神暦2015年5月30日

菓子職人は身体(からだ)が資本。
銀菓神使なら尚更(なおさら)。
銀菓神使スーツ着装や、
異次元時空間ゲートでの移動にも身体にかなりの負荷が掛かるとのことで、
自主トレーニングが課せられています。
学部生の時の体育のカリキュラムは団体競技が多くて精神的に大変だったけれど、
院でのトレーニングは個人中心なので気持ちが楽です。

最近感じているのは、あのとんでもない木べらのおかげで、腕の力が確実に上がってきていることです。
無いとは思うけど、これでもしも四次元時空間製の泡立て器なんて持たされたら、もうムッキムキになっちゃう。
ん?自主的に持ってみてもいいかな……。いや、やめとこうっと。

かわいいトレーニングウエアが欲しいな。ルセット先生にばったり会った時用に。
それとも綺麗な感じの方がいいのかなぁ。
やっぱりスタイリッシュな感じ?
分からないから いつものでいいや。

やっぱり大好きだなぁ。
見た目かなぁ……。
声かな?
目?
仕草?
話し方?
雰囲気?
全部だけど、どれでもない。
きっと、「どこが」とか「何が」とかっていうんじゃないと思う。

サラの日記53(一日掛けて こし餡を作りました。)

銀菓神暦2015年5月29日

一日掛けて こし餡を作りました。
これもアロゼの称号を得る為の研修です。
これにこそ「あの木べら」でした。

昨日の夜から小豆を水に浸けておき、
くずれないように茹で、
水を流しながら こし器で皮を取り除き、さらに二度ほど 水を流しながら こし器でこし、
5分~10分程置いて上澄みを少し捨て、水を入れて混ぜて5分~10分程置き……を3回程繰り返し、
小豆の部分と水の部分がはっきり分かれたら、
さらし でしっかり絞りました。
これでできあがったのが生餡。

絞ったものに砂糖と少量の水を入れ、ひたすら煮ました。
ここからが木べらの大活躍でした。
四次元時空間製の木べら向きの作業でした。
すくい落した時に角が立つ状態になったら こし餡のできあがり。

全自動製菓機ならプログラミングさえやってしまえばボタン一つ終わってしまう工程なのに、
全てを手作業すると とっても手間ひま掛かる作業でした。
でも、菓子が愛おしく(いとおしく)なる、良い研修でした。

寒天を加えて水羊羹にし、メランジェ研究室のみんなでいただきました。
ルセット先生にいただいた木べらが大活躍だったので、
是非ルセット先生にもって思ったのだけど、みんなの手前、持って行き辛いな……と思っていたら、
タイミング良くルセット先生の足音が聞こえたので、「今だ!」と思って慌てて廊下に飛び出しました。
廊下にいらっしゃったのが、とっさに思った通りルセット先生だったので良かったです。
人違いだったら恥ずかしいところでした。
自分でもびっくりの素早さでした。
私、こんなに行動力あったっけ……。

サラの日記52(なんか、階段が苦手です。)

銀菓神暦2015年5月28日

気が付いたら、メランジェ先生とルセット先生以外の誰とも話していません。
研究生のみんなとは、あいさつぐらいしかしていない。
でも、この方が楽だと思ってしまったり……。

幸い、変な子扱いはされていません。
きっと、専門研修で忙しいのだと思ってくれている。
それでいい。
と言うか、みんなもきっと忙しいよね?

メランジェ先生やルセット先生とは
あれこれ考えなくても思ったことをお話しできるようになってきました。以前よりは……。
後になって「あーあ……」って思うこともたくさんあるけど。
だから、普段は研究生のみんなと話していないことを忘れてしまっています。

なんか、階段が苦手です。
途中で落ちそうな気がして怖くて、真っ直ぐ上れないし、真っ直ぐ下りられない。
今日は、仕方がないから斜めに向いてゆっくり下りていたら、
マヤちゃんに目撃されて、冗談交じりに「お嬢さまみたいな下り方」って言われてしまいました。
何て返せばいいのか分からなくて、笑ってごまかしました。
マヤちゃんも笑ってくれました。
いつからこうなったんだろう。
前は普通に階段使えてたのに……。

サラの日記51(四次元時空間製の木べらの使いにくさには随分慣れてきました。)

銀菓神暦2015年5月27日

そう言えば、四次元時空間製の木べらの使いにくさには随分慣れてきました。
そして今日、何でもない時に数粒だけ光が出ました。
「ルセット先生も雑草コーナーの共犯者なんだなぁ~」なんてことをぼんやり考えている時に、きらっと。
あ、今日のこの「きらっと」が、ルセット先生のお土産から出た初めての「きらっと」です。
もっと劇的なシチュエーションで初めての「きらっと」を出したかったのに、あっけなく出てしまいました。

で、もしかして無心になっている時に光が出せるのかな……と思って心を空っぽにしてみましたが、
そうじゃないようで、光は全く出ませんでした。
無心になろうと考えてしまうのがいけないのかな。考えてるってことは、結局無心じゃないわけだし……。

光が出たこと、メランジェ先生に報告しましたが、
自分のタイミングで出すことができないので見てもらうことができません。
自分でもいつ出るのか分からないので証拠写真を撮ることも難しそうです。
ビデオカメラを回しっぱなしで録画っていうもの何だかなぁ……って思うし。
そもそも、あの光は写真に写るようなものなのかな?

メランジェ先生は報告を信じてくださっていますが、
やっぱりちゃんと見てもらいたいと思っています。
でも、ずっと付いててもらうわけにもいかないし、困っています。

ん~、何かいい方法ないかなぁ……。

雑草コーナー、誰かが触ったような気配はありませんでした。
よし!

アロゼの休憩室<特別枠>「明日 NHK Eテレ ハートネットTV 20時~」

明日(2015.5.28)20時~、NHK Eテレ ハートネットTV で場面緘黙についての放送があります。

下に今年の場面緘黙の啓発動画(ナレーション入り)をリンクしています。ぜひyoutubeからご覧ください。
youtubeに載せている説明文もぜひご一読をおねがいします。

(以上、
かんもくネットさんからの情報です。)



この動画、小中学生の頃の私そのもので、観る度に当時の心境がよみがえってきて涙が出てしまいます。
特に終盤の
<「あ、しゃべった」と言われると、また声が出なくなってしまうかもしれません。>
のところ。
私の場合、「おとなしいね」や「静かだね」も、「あ、しゃべった」と言われるのと同じダメージがありました。


以上、
明日(2015.5.28)20時~、NHK Eテレ ハートネットTV で場面緘黙についての放送があります
のお知らせでした。

アロゼの休憩室5「1.ミニ・アニメ改め動画絵本に⇒2.あれは実話です。」

表題の1.です。

まずは、ゆーーーっくりと制作が進んでいる冬のスペシャルに関するお知らせです。

当初はミニ・アニメの予定で始まったのですが、作業しているうちに動画絵本として進み始めました。
キャラクターの姿、
あんまり はっきりくっきりの絵にしたくないなぁ……って思ってしまったんです。
読み手に膨らませて欲しいっていうのもあるし、
自分の中でも膨らみ中なので、まだ「こうです」っていうふうに決めてしまいたくないんです。

あと、幼児向けの絵本にもアニメ絵が使われている現在、
アニメ絵とはちょっと違うものを作ってみたいとも思ったんです。
絵は想像のガイドになるぐらいの、雰囲気だけ伝わるぐらいの、「いい加減(良い加減)」のものにしたいと思いました。
まあ、絵は得意ではないので、自動的に「良い加減」ではない方の「いい加減」なものが描けてしまうのですが……。

絵の経験は、中学生の時、必修のクラブで絵画クラブだったということと、
お菓子の仕事をしていた頃、突然「バースデーケーキに○○の絵を描いてください」という注文が入ったりすることがあったので、それ対策にイラストの練習をしていたことがあったぐらいです。
申し訳ないぐらいド素人です。
ただ表現したい一心で作品作りします。
ド素人のおかしな(お菓子な)世界をお楽しみください(^^;)。

で、どんな雰囲気の絵本になるかというと、
こちらの予告動画の通りです。



続いて表題の2.です。

サラの日記48と49に出てくる夢の話ですが、
あれ、作品用に少し手を加えていますが、私の身に実際に起きた話をもとに書きました。
このあと、あの夢の話はしばらく出て来ないのですが、
忘れたころに物語の展開の鍵になる部分として再登場する予定なので、
ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。

サラの日記50(これでルセット先生も共犯者です!)

銀菓神暦2015年5月26日

植物館の草むしりをしました。
菓子の材料にする植物を育てることも銀菓神使の仕事です。

特に、菓子の起源である橘(たちばな)(現在のミカンの原種)を育てることは一番大切な仕事です。
橘は元々は四次元時空間の植物なのですが、
銀菓神や銀菓神使たちによって五次元時空間で育てられたものが銀菓宝果(ぎんがほうか)と呼ばれています。
絶やしてはならないものなのですが、残念ながら絶滅危惧種です。
銀菓宝果が植えられている一画は異次元時空間ゲートに繋がっていて、不定期に場所の移動が行われているそうです。
許可された一部の銀菓神使にしかその詳細は知らされないことになっています。
時々、そのゲートが私たちの大学の植物館に繋がるらしいのですが、一人前になるまでは、それ以上のことは教えてもらえません。

で、草むしりをするのですが、本当は自生している雑草を眺めているのが好きです。
のびのびしていて気持ちよさそう。
自分の領域ではない場所でぐんぐん育っているたくましさも何かいいな……。
だけどやっぱり、育てているものと そうではないものは区別される。

メランジェ先生には内緒で、雑草だけのコーナーをこっそり作っちゃいました。
多分、メランジェ研究室のみんなも気付いていない。
何か面白ーい。
どんなのが育つんだろう。
草むしりされちゃったら嫌なので、
取り敢えず「自生種」って書いた立札を刺しておきました。
でも、育ってるのが雑草だってバレたら叱られるかなぁ。

放課後、ちゃんとそのままになっているかどうか心配で見に行ってみたら、
ルセット先生も植物館にいらっしゃいました。
立札を見て、「これは何を植えたの?」って聞かれたので、
メランジェ先生には内緒の雑草コーナーだと話してみました。
叱られなかったし、注意もされなかった。
にこにこ笑って見てくれました。
これでルセット先生も共犯者です!
『サラは強力な味方を手に入れた!』(ゲーム風)なんちゃって。

サラの日記49(私は誰に会いたかったのでしょうか。)

銀菓神暦2015年5月25日

昨日見た夢のことを考えていました。

初めて見たのは2歳か3歳の頃。
夢の中では大人の女性で、
ハイヒールを履いて、ドレスを着て、
大切な誰かに会いに行こうとお城へ続く階段を上っていました。
階段の右側は緑色に濁った湖で、
左側には深い森が広がっていました。
私がその人に会いに行くことを良く思っていない人がいて、
お城の入り口が見え始める辺りで、
いつも湖に落とされてしまうのです。
湖の中は不思議と冷たくもなく、苦しくもなく、
水面の方から温かい光が差して来て、
でも、ただ、どうしようもない淋しさだけが残されたまま目が覚めるのです。

夢を見る度に上れる階段は一段ずつ増えましたが、
あと10段ほどになった頃、
その夢を見ることは無くなりました。

その夢を、あれから20年ほど経った今、また見たのです。

私は誰に会いたかったのでしょうか。
私は誰に狙われていたのでしょうか。
そして、昨日の夢できらきら光る石をくださったのは誰なのでしょう。
見る角度によって、何色にでも見える不思議な石でした。

当時、知るはずも無かったハイヒールの感覚が、
単なる想像だと思っていたあの感覚が、
本物の感覚だったことは今ならはっきり分かります。

当時、知るはずも無かったドレスの感覚が、
あの胸の締め付け具合が、
本物の感覚だったことは今ならはっきり分かります。

ただの夢だと思ってしまえばそれでいいのかもしれません。
でも、何か違うような気がしてならないのです。

そんな事を考えていたら、一日があっと言う間に過ぎてしまいました。
もう忘れます。
忘れないと、どうしようもない淋しさに支配されて、何も手に付きません。

サラの日記48(子供の頃とは違っていたことが一つありました。)

銀菓神暦2015年5月24日

研究室はお休み。

アロゼスペシャルのヒントになりそうな本があることが分かったのですが、
大学の図書館の蔵書を調べてみると、紙媒体のものしか無くて、貸出中になっていました。
んー、早く読みたいのに残念。

そう言えば、子供の頃によく見ていた夢と同じ夢を見ました。
お城に続く階段を上がっているのだけど、あと10段ぐらいの所で、後ろから誰かに押されて湖に落ちる夢です。
今朝はあと5段ぐらいの所まで上がったのですが、やっぱり後ろから誰かに押されて湖に落ちました。
すごく会いたかった人に会えなかった。

ただ、子供の頃とは違っていたことが一つありました。
階段を上がり始めの所で出会った、魔法使いのおじいさんか妖精のおじいさんのような人に、
きらきら光る石をもらいました。
私の手のひらに包み込むように、しっかり渡してくださいました。
目が覚めると何も無かったのだけど……。

サラの日記47(もう光のかけらも出てくれない……。)

銀菓神暦2015年5月23日

専門研修、ほかの人たちが何をやっているのかは、ぼんやりとしか分かりません。
極秘事項が多いので仕方がないのだけど、やっぱりちょっと寂しいな。

ほかの人たちの極秘事項が分からないのは当たり前のことだけど、
自分の研修にも極秘事項が多くて、
資料が全然見付からなかったり、
先生にたずねても何も分からないことが多くて、
自分で手に入れていかなければならないようです。
自分で調べて手に入れたり、自分で練習して経験値を積むということができないと、
銀菓神使の称号はずっとオアズケのままらしいのです。
まるで、主人公がアイテムを手に入れながら、経験値を積んでいきながら進んでいく、冒険ゲームのような感じ。

取り敢えず私は、アロゼスペシャルかな。
もう光のかけらも出てくれない……。
でも、初めての光を見てもらえたのがルセット先生だったのはラッキーでした。
本当はメランジェ先生に見てもらえていた方が称号には近付けたのかもしれないけど。
でも、ルセット先生でラッキーでした。

仮称号が取れたら、冬休みに実地研修に出ることができるらしいのですが、
今のような調子で間に合うのかな?

サラの日記46(にらめっこなら私の勝ち!)

銀菓神暦2015年5月22日

午前中はずっとメランジェ製菓室にこもってシロップの練習をしていました。
でも、全然進歩が無くて、いらいらして、つまらなくて、
お昼からは中庭のベンチでぼーっとしていました。

人の気配がしたので誰だろうと思って見てみると、
中庭を挟んで向こう側のベンチにルセット先生がいらっしゃいました。
にっこりしてくださったので、私もにっこり返したのだけど、
特に話すことも思い付かなかったので、そのまま座っていました。

この状況、普段ならかなり嬉しいはずなのに、
今日は、どうしたらアロゼスペシャルが成功するのか……ばかり考えてしまって、
ルセット先生のことは二の次でした。

随分時間が経ったはずなのに、まだルセット先生がいらっしゃったので、
「ん?」って顔をしてみたら、
先生も「ん?」って顔で返してくださいました。
何だかよく分からないけど先生が笑い始めたので、私も笑っちゃいました。
先生、そのままどこかへ行かれました。
にらめっこなら私の勝ち!

サラの日記45(レシピも指導書も解説書も何もありません。)

銀菓神暦2015年5月21日

伝説の業(わざ)、アロゼスペシャルができるようになるのかと思ったのに、
もうあれから全く何にも起こりません。

伝説として残っているだけで、
レシピも指導書も解説書も何もありません。

メランジェ先生にもたずねてみましたが、
やはり伝説として語り継がれているということだけしかご存じありませんでした。

アロゼスペシャルは おとぎ話か何かなのでしょうか……。

でも、あの時確かに光の粒が出ました。
思い違いじゃありません。
ルセット先生にも見えていました。

絶対何か方法があると思うのです。
あの時、偶然その方法に一致した……。

方法は自分で手に入れるしかないみたいです。

サラの日記44(どうやったら出たのか分からないので再現できません。)

銀菓神暦2015年5月20日

昨日、アロゼスペシャルっぽい光が出たのが嬉しくて、
今日も何度か木べらを振ってみましたが、
今日は全然光が出ませんでした。
がっかりです。

ルセット先生にいただいた木べらでは もちろん出ないし、
製菓室の木べらでも全然だめでした。

どうやったら出たのか分からないので再現できません。

今日は、木べらを振り回した所がシロップで べとべと になっただけでした。
ただただ掃除が大変なだけでした。
昨日、光が出た時には べとべと にはならなかったので不思議です。

どうしたらもう一度できるのか思案中です。

サラの日記43(そしたら、先生、気付いて、こちらを見上げてくださったのだけど、)

銀菓神暦2015年5月19日

久しぶりに製菓室の木べらを使ってみました。
軽いです。
長時間でも全然疲れない。

ついでに絞りも力を入れずにできるようになりました。

製菓室の窓から中庭を見下ろしてみたら、
偶然ルセット先生がいらっしゃったので、
思い切って手を振ってみました。
手を振ってみたつもりだったけど、
木べらを持ったままだったので、木べらを振りました。

そしたら、先生、気付いて、こちらを見上げてくださったのだけど、
私の方に向かって一生懸命に何度も指を差していらっしゃるので、
何かな? と思ってぐるっと見回してみたら、
なんと木べらからアロゼスペシャル(の たまご)のような光の粒が少し出ていました。

嬉しくなって、ルセット先生に向かってたくさん振ってみたら、たくさん光の粒が出てきました。

やったぁ!

今日は製菓室の木べらだったけど、
ルセット先生にいただいた木べらでも絶対成功させてみせます!

サラの日記42(顎と歯に負担が掛かっています。)

銀菓神暦2015年5月18日

いつもと変わらないルセット先生の講義でした。
ちょっと安心しました。
だけど、今日はお昼休みのルセット先生にも、放課後のルセット先生にもお会いできなかったし、
それ以上のことは何も分かりません。

四次元時空間製の木べらには少し慣れてきました。
手や腕の力の抜き方は何となくコツがつかめてきました。
でも、歯を食いしばる癖が付いてしまって、
使い終わったあとは顎(あご)がだるいです。
早いところ使いこなせるようにならないと、顎と歯がおかしくなりそうです。

時々、意識して口を開けて練習しています。
が、忘れるとまた思いっ切り噛み締めてしまっています。
時々、――これって製菓だよね……―― と自分で自分に確認したくなるぐらい顎と歯に負担が掛かっています。
自分で買ったものだったら、きっと、とっくに諦めています。
だけど、ルセット先生からのお土産だから、どうしても愛用の木べらにしたくて頑張っています。

サラの日記41(それを壊してしまうような何かがあったのでしょうか。)

銀菓神暦2015年5月17日

研究室はお休み。

昨日のルセット先生の姿が目に焼き付いて離れません。
いつも強気で、人前では弱みを見せないような雰囲気を持っているルセット先生なのに。
それを壊してしまうような何かがあったのでしょうか。
構内であんな感じでいらっしゃるなんて……。

そう言えば、いつだったか銀菓神使スーツ着装のままで空を見上げていらっしゃったことがありました。
あの頃何かがあったのでしょうか。
あれ? 他にも着装のままで、何だか様子がいつもと違うなって思ったことが何回かあったかも……。

私が想像の範疇(はんちゅう)であれこれ心配してみても何にもならないことは分かってはいるけれど、
もしも何かを知ったとしても何もできないんだろうってことは分かってはいるけれど、
やっぱりとっても気になります。

明日は、冷たくても尖って(とがって)てもいいから、元気なルセット先生に会えますように。

アロゼの休憩室4「普段は忘れていること」

盆、正月、ゴールデンウィークは、ほとんど毎年、夫の実家に帰省します。

すると、
普段は忘れているのに、急によみがえって来るあの感覚。
そう、場面緘黙の後遺症のような感覚。

         ☆彡    ☆彡   ☆彡

妹の同僚の旦那さんの友人という繋がりでお付き合いが始まった夫は、
私にとって家族と同じ感覚で会話できるめずらしい存在でした。
会話が無くても気まずくならない、不思議な存在でした。

その頃私は、
地元の中小企業で事務の仕事をしながら通信制の製菓学校を卒業し、製菓衛生師免許も取得し、
人とは結婚しないつもりで、お菓子と結婚……の道を進もうと思っていて、
海外留学に備えての貯金や語学学習も始めていました。

ところが、
お義父さんの鶴の一声でとんとん拍子に話が進み、
私も、「こんなめずらしいタイプの人とはこの先巡り会うこともないかもしれない……」
と思い、お菓子とは結婚せず、人と結婚してみることに決めたのです。

         ☆彡    ☆彡   ☆彡

ですが……、
夫とは家族と同じ感覚で会話できても、
お義父さん、お義母さん、夫の兄弟、親戚の人たちにはできなかったのです。
結婚してから気が付きました。
そして、驚きました。まだ後遺症があったことに気付いていなかった自分に驚きました。
それだけ普段のお付き合いの範囲が狭いということなのです。

でも大丈夫です。
その場その場に応じた挨拶さえできていれば何とかなります。なっています。
夫も、「聞かれたことには答えられてるんだから大丈夫」と言ってくれています。
ただ、お義父さん、お義母さんには何か物足りない嫁なのだろうな……と悩んだりすることはあります。

普段は克服したつもりで忘れているけれど、
時々、あともうちょっとだけ戦いが残っていたことを思い出したりしています。
ま、いいんです。日常生活に支障がなけりゃ、完璧じゃなくても。

         ☆彡    ☆彡   ☆彡

今回はちょっと暗い話になってしまいましたね(^^;)

あ、冬のスペシャルの制作、少~しずつ進んでいますよ~ !(^^)!

サラの日記40(使ってくださっているのですね)

銀菓神暦2015年5月16日

講義は午前中だけだったのだけど、ランチに学食に行ってみました。
人が少なかったので、ゆっくりできそうだなって思って、
あと、偶然ルセット先生に会えたりしないかなって思って行ってみました。

学食では会えなかったけれど、
歩いている途中でばったり会ったりしないかなと思って、研究室の方へ向かって歩いてみました。

やっぱり会えなかったので、
メランジェ製菓室でシロップの練習をしました。

メランジェ製菓室の窓から中庭の方を覗いてみたら、
銀菓神使スーツのままベンチに座って肩を落としているルセット先生が見えました。
とっても寂しそうに見えました。

ずっといらっしゃるような様子だったので、シロップの練習を切り上げてベンチの所に行ってみました。
「あの木べら、大変なんです」と話し掛けてみたら、
すぐに着装解除して、「使ってくださっているのですね」と、いたずらっ子っぽく笑ってくださいました。

サラの日記39(木べらにやられた痛みは少し引いてきました。)

銀菓神暦2015年5月15日

木べらにやられた痛みは少し引いてきました。

メランジェ先生の研究室で、先日のキウイジャムの試食会を開いていただきました。
滑らかに仕上がっていると好評でした。
――そりゃ、あれだけ重くて痛い思いをして作れば滑らかになるよ―― なんて思ったりしていました。

面白いです。
五次元時空間産のキウイを四次元時空間製の木べらでジャムにする。
でも、あの木べらで、いきなりジャムは無謀でした。
今日はシロップ作りに徹しました。
果実が入っていない分、抵抗が無いので楽です。

メランジェ製菓室は広過ぎなくて落ち着く空間です。
知らない人が入って来ることも無いし、じっくり作業できます。
ただ一つの難は、ルセット先生に会えるチャンスが少なくなってしまうことです。

サラの日記38(四次元時空間製の木べらにやられました。)

銀菓神暦2015年5月14日

前腕が痛いです。
指は一本ずつ、一関節ずつ、筋肉がぷくぷくに腫れ上がっている感じ。
四次元時空間製の木べらにやられました。
肩や上腕も少し痛いけど、前腕と指ほどじゃあないかな。

四次元時空間の菓子職人の方々はこんなに大変な思いをして仕事をしていらっしゃるのでしょうか。
いや、四次元時空間生まれなら普通に使えるのかな……。

四次元時空間の人達が五次元時空間の道具を使ったらどんな感じがするのかな……。
実体感が無くて難しかったりして。
交換留学生とか来ないかなぁ。
でも、それって、四次元時空間の人達には命がけの事?

先生方は使えるのかな、どっちの時空間の道具も……。
四次元時空間で着装するって辛いのかな……。

ルセット先生が、いたずらっ子っぽい表情でこっちを見ていたのは気のせいかな……。

サラの日記37(ルセット先生にいただいた木べらで。)

銀菓神暦2015年5月13日

メランジェ先生の研究室に所属の研究生が使える、専用の製菓室があります。
いつも行っている製菓室の4分の1ぐらいの大きさで、「メランジェ製菓室」って呼ばれています。
今日はメランジェ製菓室で初めてジャムを炊きました。
ルセット先生にいただいた木べらで。

今日炊いたジャムはキウイです。
構内の植物館産で、
春先に収穫して追熟(ついじゅく)させておいたものが残っていたので、それを利用させていただきました。

思ってはいたけれど、四次元時空間製の木べらを使いこなすには少し練習が必要なようです。
ずっしりし過ぎていて、持ち方を工夫しないと腱鞘炎になってしまいそう。
右手で使って、
疲れたら左手に持ち替えて、
また右手に持って……って、そんなことばかりしていました。
製菓室には使い易い道具が用意されているんだなってことを改めて実感しました。
ルセット先生、どうしてこんなに大変な道具をくださったんだろう……。
何か訳があるのかな……、それとも意地悪?

サラの日記36(ルセット先生からいただいた木べら、もったいなくてまだ使えていません。)

銀菓神暦2015年5月12日

一日中雨が降っていました。
雨の日は外に出る人が少なくて、窮屈な感じがして、しんどいです。
製菓室に絞りの練習に行きましたが、いつもより人が多くて窮屈でした。
それに、誰かに話しかけられたらどう答えよう……なんて色んなことが頭の中をぐるぐるして、
一日中緊張していなきゃならない気分。
考えずにいられるようになれば楽なのだろうけど……。

こんな日は製菓コートを着ていると落ち着きます。

銀菓神使スーツを着装するのってどんな感じなんだろう。
私に着装できるだけの力が付くのかな?
着装訓練、今までは楽しみだったのですが、
いざ専門分野が決まってみると、だんだん不安になってきました。
私にアロゼのスーツが着装できる?
メランジェ先生のご指導なら、こんな私でも何とかなるのかな?

ルセット先生からいただいた木べら、もったいなくてまだ使えていません。
でも、使わないまま古くなっちゃうのも嫌なので、そのうち使います。

サラの日記35(ルセット先生からプレゼントをいただきました!)

銀菓神暦2015年5月11日

大事件です!
ルセット先生からプレゼントをいただきました!
四次元時空間製の木べらです。
昨日、研究室はお休みでしたが、先生方は四次元時空間の研修施設に定期点検に行かれていたそうです。

写真も見せてくださいました。
植物館のような場所だけではなく、至る所に植物が自生しています。
同じ地球のはずなのに、私たちが生活している五次元時空間の景色とは随分違います。

だけど、だけど、だけど! そんな事より!
ルセット先生は熱心に四次元時空間のことを話してくださっていましたが、
ルセット先生が私にって……、私のことをちゃんと気に掛けてくださっていたっていうことが、ただただ嬉しくて、
びっくりして胃とお腹が痛くなっちゃったけど、嬉しくて……。
本当にいいの!? もうルセット先生の担当じゃないのに!?
本当に本当にうれしい!

使いこなせるかな……。
四次元時空間製の木べらは、今まで持ったことの無い、ずっしりとした重さです。
重くて、長い時間使うにはちょっと辛いかも。

折角もう大丈夫だって思えていたのに、
こんなことされたら、またルセット先生のところへ戻りたくなります。
もう戻らないけど。
もう、戻らなくて大丈夫だから。
戻らなくても、大好きでいることはできるから。

サラの日記34(ルセット先生やメランジェ先生と、縦ではなく、横に並べるようになりたい。)

銀菓神暦2015年5月10日

研究室はお休みでした。

私には私の居場所が有るから、
もう、どんな立場でどこに居ることになっても大丈夫です。

早く一人前の銀菓神使になりたいです。
ルセット先生やメランジェ先生と、縦ではなく、横に並べるようになりたい。
真横は無理でも、ちょっと後ろでもいいから。
んー、かなり後ろで、先生方の背中しか見えないぐらいでもいいから。

ルセット先生のことは大好きだけど、
そういうのじゃなくて、
同じ銀菓神使の仲間としてそばに居られるようになりたい。
同じ銀菓神使の仲間として受け入れてもらえるような人になりたい。

風に当たりたくて散歩に出てみました。
萌黄色(もえぎいろ)の木々たちが、
わさわさと、でも落ち着いた、優しい和音を奏でていました。

サラの日記33(ここは私が自然にはまってしまう場所です。)

銀菓神暦2015年5月9日

どこにも入れないと思っていました。
でも、メランジェ先生の研究室のみんなに出会って、
どこにも入れないのではなく、入りやすい場所が見付からなかっただけだと思えるようになりました。
仲間がいます。
おしゃべりできるとか できないとか、そんな小さなことではなくて、
もっと大きな感覚で、
独りじゃない感じがします。
無理に入り込むのではなくて、自然にすっぽりはまってしまう場所があります。
悩んだけど、苦しかったけど、メランジェ先生の研究室に行くことになって良かったと思います。
ここは私が自然にはまってしまう場所です。

ルセット先生にも、メランジェ先生の研究室でアロゼの称号を目指すと報告しました。
報告する必要があったのかどうか分かりませんが、
ルセット先生に何か話したかったから。
今日のルセット先生は、自分の仕事観など、ちょっと深い所までお話ししてくださいました。
穏やかで、温かだった。
講義の時は厳しくて冷たい感じなのに、
講義以外の時は穏やかで温かい感じがするのが不思議です。
ルセット先生には悟られないように、きちんと真面目に伺っていましたが、昨日よりも大好きです。
うっかり瞳を覗き込んでしまいます。
もっともっと長い時間お話を聞いていたかったけれど、
うまく会話をつなげられずに終わってしまいました。

サラの日記32(アロゼの称号は目指すけれども、ルセット先生も好き。)

銀菓神暦2015年5月8日

メランジェ先生のところへ行ってきました。
メランジェ先生のところの研究生のみんなは温かい感じで迎え入れてくれました。
ジャムの試食に呼んでいただいた時に顔は合わせたけれど、
何となくの流れで過ごしてしまって、
ちゃんとしたあいさつはしなかったし、顔も名前もちゃんと覚えていなかったのに、
みんなは私のことをちゃんと知ってくれていました。
すごく嬉しかった。
なんかもう、苦しいことは忘れて、メランジェ先生のところで真っ直ぐ頑張ってみるのもいいかな……と思いました。

メランジェ先生が、これからの約束としてこんなことを話されました。
「専門研修に関することは、私やほかの研究生に見えるところで頑張りなさい。
見えないところで頑張っていても評価する材料が無いですからね。
持ち帰ってするのではなく、ここでするのですよ」と。
「はい」と返事はしましたが、これはちょっと苦手だな……と思いました。
でも、メランジェ先生の研究室の雰囲気の中でならできるかな……って思えています。

放課後、ルセット先生の顔が見たくて製菓室に行きました。
今日の戸締りはルセット先生でした。
今日もやっぱり、ルセット先生の顔を見るだけで安心しました。
特に何もお話しせず、普通にあいさつだけして製菓室を出ました。
アロゼの称号は目指すけれども、ルセット先生も好き。
どちらか一つに決めろとは誰にも言われてない。
どちらも大切なもの。

サラの日記31(ルセット先生のところへ戻れないかとばかり考えてしまいます。)

銀菓神暦2015年5月7日

ルセット先生の講義はいつもと変わらず、専門研修のことについては触れられませんでした。

自分からメランジェ先生のところに行った方がいいのかどうか分からず、
でも、いつものように製菓室で居残りすることもできなくて、図書館へ行きました。

ルセット先生の車を眺めているのも何か苦しくて、電子コーナーに座っていたら、
メランジェ先生のところの研究生が声を掛けてくれました。
メランジェ先生が「いつでもいらっしゃい」と言ってくださっていると教えてくれました。
今日はメランジェ先生のところへ行こうと思えるような気分ではなかったので、
明日伺うと伝えてもらうことにして、そのまま電子コーナーで過ごしました。

メランジェ先生は温かくて、何かを包み込んでくださるような雰囲気のある、本当に素敵な先生です。
目に留めていただけたことは本当にありがたいことです。
でも、踏ん切りをつけることができません。
ルセット先生のところへ戻れないかとばかり考えてしまいます。

図書館を出ると、ルセット先生が銀菓神使スーツを着装したまま空を見上げていらっしゃるのが見えました。
少し遠かったし、先生がどんな表情でいらっしゃるのかも分からなくて不安だったので、そのまま通り過ぎました。
だけど、ただそれだけで、張り詰めていた何かがほどけていくのを感じました。

ルセット先生の姿を見るだけで安心します。
安心するのが半分、泣きそうになるのが半分。
正式な銀菓神使になれる日まで、この気持ちのまま頑張れるでしょうか。
頑張るしかないのだけど……。

メランジェ先生の下でアロゼの称号をいただいて、正式に銀菓神使になれたら、
そしたら、ルセット先生に打ち明けることを許されるのでしょうか。
それまで、このまま頑張り続けなければならないのでしょうか。

アロゼの休憩室3「ミニ動画制作発表」

ゴールデンウィークも終わりですね。

さて、ゴールデンウィークは終わりですが、
今日は「始めました」のお話です。
表題にも書きましたが、ミニ動画の制作を始めました。
下のは予告動画です。

(注意!! : 効果音が出ます)


頭の中では愛と感動の超巨編が出来上がっているのですが、
今回やるのはテーマ曲1曲分(5分足らずぐらいかな…)+αの長さの「ミニ・アニメ」ぐらいになる予定です。
そう、アニメです。実写でやる予算は無い……。
3DCGのソフトや2DCGのソフトをあれこれつついてみましたが、
3DCGはリアル過ぎて気持ち悪くて、今回表現したいこととはちょっと違うな……って感じだったので、
2Dでいきます。さらに、パラパラ方式で。
なので、手作り感あふれる作品になるんじゃないかな……と想像しています。

テーマ曲は以前から ぐちゃぐちゃと書き溜めていたものの中から、
今回の話の内容にぴったりなものを、ちゃんと完成させて使うということにしています。
ピアノを弾いて、
歌います。歌えるかな?
自作の曲を妹の結婚披露宴で歌ったことはありますが、それ以外の経験は皆無です。
歌えなくてボーカロイドになってたりして(笑)……。
いや、ボーカロイドはきっと面倒なので、やっぱり自分で歌います。
妹の結婚披露宴の時は打ち込みで伴奏カラオケを作ったのですが、
あんな作業をもう一回するのかと考えると……
考えただけで面倒なので自分でピアノ弾きます。
この時代に、なんてアナログな私(^^;)……。

で、どんなお話になるのかということですが、
予告動画の通り、
4月から11月までの当ブログでの連載の続きの話をスペシャル番でお届けします。
銀菓神使アロゼ誕生前のクライマックスの部分を描いた作品になる予定です。

課題は、当ブログ版「サラの日記」を読んだことのない方が観ても、ある程度意味の分かる流れにするにはどうするのがいいか……ってところです。

どうぞお楽しみに!

冬の本編を見逃さないように、チャンネル登録お願いします!
(気が向いたら、本編制作過程をupする<かも>(^^;)しれません。)



☆彡★★☆彡★★☆彡★★☆彡☆★★☆彡★★☆彡★★☆彡

で、当ブログ版「サラの日記」ですが、
最近、書いてて苦しいです。サラちゃんに感情移入し過ぎちゃって(^^;)。
でも、この、はっきりしない、もやもやした、苦しい感じを書かないと、この作品を書く意味がなくなっちゃうし、
ここを通り抜けないと、この先のサラちゃんも無いわけで……
なので、書きます!

「サラの日記」はフィクションですが、サラちゃんの心の動きは20代前半の頃の私そのものです。
今、思い出しながら作品作りをしていて、すっごく苦しいのに、
「よく乗り越えたね、私」 (#^^#)/ナデナデ
って感じです。
当時は苦しいとかどうとか、全然分からなかったんです。ただその時その時が必死で。
でも、抜け出てみて、振り返れるようになって、すっごく苦しかったことが分かるようになった。

では、また10日後に~ (^^)/

サラの日記30(神使×真摯×紳士……)

銀菓神暦2015年5月6日

マヤちゃんとルシアちゃんが話しているのが聞こえました。
話しているのは、私がメランジェ先生のところで専門研修を受けることになったことでした。
「ルセット先生、ちょっと変わってるしね」とか、「メランジェ先生の方が安心感あるもんね……」
というのが聞こえてきました。

ルセット先生、とっても「しんし」なのに……。
神使×真摯×紳士……

相づちを打つはめになるのは嫌なので、
でも、ルセット先生のことを二人がどう話しているのかが気になって、
少し離れたところでそのまま聞いていました。

ルセット先生、独身みたいです。
じゃあ、取り敢えずこのままの気持ちでいてもいい……ってこと?

だけど、あの二人、今はルセット先生のことをあんなふうに言ってるけど、
ルセット先生の下で専門研修が始まったら、きっとそうじゃなくなる……。
私はその中には入れない。

サラの日記29(先生方に振り回されているような気もします。)

銀菓神暦2015年5月5日

メランジェ先生に呼び出されました。
メランジェ先生のところで、コードネーム「アロゼ」の候補者として研修を受けることを提案されました。
提案……のような言い回しだったけれど、銀菓神使局には登録を済ませてあるとも言われていました。
ということは、やっぱりメランジェ先生のところへ行くんです。
ただし、研究生としての所属はもう変えられないので、基礎科目はルセット先生のところで取らなければならないとのことでした。
もっとも、私にとっては「取らなければならない」ではなく、「取れる!」なのですけど。

メランジェ先生のところに行ってもルセット先生の科目が取れるって分かった瞬間、
メランジェ先生の目の前なのに、ちょっと にっこり になってしまいました。

私が早くはっきり決めていなかったのがいけなかったのですが、でも、先生方に振り回されているような気もします。

放課後の製菓室、ルセット先生が戸締りに来られましたが、
銀菓神使スーツ着装のままで、どんな表情をされているのかも分からないし、
「アロゼ」のことについても何も話されなかったし、私も何も話せないままでした。
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